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2025年05月06日
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SS(愚/痴/外/来/ 魔人×行灯+将軍)

2011年08月19日
※唐突に別ジャンルですごめんなさい


ドラマ版ウサちゃんカッコよす→アリアドネ読み返す→色々読み返す→萌えが暴走→とりあえず発散←今ここ
将軍×行灯はいっぱいあるのに、島津×行灯は何故ないんでしょうか。ショボン。
高階(→)←←←←田口とか世良×渡海(現代)で突発漫画がかきたい……! うずうず。
世良ちゃんは可愛くて渡海せんせはとにかくエロイ。そんな年下攻めが大好きです^ω^子犬だと思ってたら猛獣でしたよ!!

以下は発散したかったのに消化不良で終わってしまったショボンなSSですが、とりあえず晒し……別ジャンルすみません! でもそのうち多分漫画もかくどー^^





「行灯の事なんだがな……」
スカイレストラン「満天」のうどんをすすり、速水は思った。やっぱりな、と。
分かっていつつも付き合ってやってしまうのは、同期のよしみ――いや、呪いだろうか。
「今度はどうした、また火喰い鳥への嫉妬で呆れられたか?」
島津と田口は学生時代から、いわゆる“そういう”関係だ。
田口はマイペースな男だが、島津はドが付く程真面目な男だ(たとえ見た目は熊だとしても)。それなりに上手くいっており、ずっと平穏に過ごして来ていた。が、バチスタ事件の際、あのクソ長い肩書きを持つデブ――もとい白鳥が二人の間に呼んだ波乱は今だ記憶に新しい。
揶揄じみて言った速水に、島津は真面目にかぶりを振った。
「いや、今回ばかりは原因が全く分からん。だが、あからさまに俺を避けてる」
それとなく聞いてくれないか、これまた真面目に頼まれる。
からかう余地もないくらいに辟易している島津の様子に、さしもの速水も断りの一言が出なかった。


※ ※ ※


「……と、いう訳なんだが、どうなんだ行灯」
「直球だな、速水……」
出した珈琲を一気に飲むなり問うた速水に、田口は呆れたように苦く笑った。
「さては俺か彦根に乗り換える気になったんだな」
「バカ言え。アレを見たらお前だって島津を避けるぞ」
「アレ?」


※ ※ ※


なァ、行灯は一体どうしちまったんだと思う? そりゃバチスタん時は俺もあの訳の分からん奴に餅を焼いたさ。四六時中行灯を独占されて、声すらかけられなかったんだ、仕方ないだろ? まー、だが俺とアイツじゃハナから勝負は見えてたというか、20年以上も連れ添って来た俺にアイツが勝てる訳がないってのは分かってたんだが。……話がそれたな。ええと、そうだ、行灯だ。どうして最近俺を避けるんだろうな。何かした記憶もないし、それなりにスキンシップだって心がけてるはずなのに。直接聞けって? 馬鹿野郎、そんな直球勝負は俺じゃなくてジェネラルの領分だ。後は速水が行灯に理由を聞いてくれれば……。

「あー、アレ、か」
「そう。アレ、だ」

チュッパが口から零れそうなくらいにぽかん、とした速水の隣で田口が頷く。
ちなみに島津のアレはMRIに語りかけている言葉の羅列だ。独り言を通り越して脳内で機械と会話をしている。
不気味だ、……不気味を通り越してボーダーラインの外側だ。
「確かに避けたくなる気持ちは分かる」
「だろ?」
ことの第一発見者は神田技師。
忘れ物を取りに来た所、アレに遭遇したというから不幸極まりないだろう。
「とりあえず……」
「帰るか」
ひどくあっさりと斬り捨てて、速水と田口は踵を返す。
そう、世の中には蓋をした方が良いこともあるのである。

と、以降も続くと思われた島津のアレだが、すぐに治まることとなった。
それというのも原因全てが行灯であるから、何だかんだ本人がうまくとりなしたのだろう。(もしかすると、神田技師あたりに何とかしてくれと泣きつかれたのかもしれないが。)

――数ヶ月後、白鳥の出現で再発するのはまた別の話であり、この事が兵藤に気づかれないよう祈るばかりの田口であった。









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