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2025年05月29日
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SS(主足)
2015年01月05日
あけましておめでとうございます!
生きてます、87です。
新年一発目は、リハビリを兼ねてのSSです。
完成したら、加筆修正してサイトに移動させますー^^
放置にかかわらず、パチパチ&コメントありがとうございます!
ほんと……嬉しいです!*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
生きてます、87です。
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◼︎1◼︎
八十神高校と月光館学園の生徒交換が行われることになった。
これは、修学旅行にて実施した学習見学に手応えを感じた結果である。
各校を代表する一名は、優秀な人物が好ましい。
真面目で成績優秀、品性も卑しくない者。
八十神の代表として学年トップの月森が選ばれたのは、妥当と言えよう。
「相棒、元気でな……」
「俺の代わりは、キュートな女子だぞ」
「マジか! ラッキー!」
手を叩いて喜んだ後、しまったと顔に出す。
そんな花村の様子に、月森は小さく笑う。
生徒交換の打ち合わせの際、向こうから来る生徒とは会っている。
確か、生徒会長の女子だった。
「月森くん、これ……」
雪子と千枝から差し出されたのは、歪なお守り。
完二に教えを請うたわりには、持っているだけで呪われそうな出来である。
しかし気にした風もなく受け取った月森は「ありがとう」とお守りに口付ける。
嫌味にならない自然な所作に、見惚れてしまう女子一同だ。
たった一週間の生徒交換。
期待半分、不安半分。
月森の抱える不安半分は、もちろん彼の事である。
「生徒交換?」
「ええ、ですから暫く会えなく……」
「いや、それは良いんだけど……」
「?」
「……マジか……」
大げさな程のため息を吐き、足立は言った。
「僕も行くのよ、巌戸台」
運命とはこういう事かと、リアルに思う月森だった。
(続)
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