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2025年05月06日
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カッとしてやった

2014年03月05日
お、お久しぶりです。
ここを見て下さる人がいるかどうかアレですが、一応;

不在の間も、メッセージ頂いたりとか、ホントありがとうございます……!
中には厳しいご意見もございましたが、全て糧にさせて頂いております!(吸収

5だとか3DSでの新作だとか、色々色々ありますが、これからものんびりやっていきたいと思います^^

以下は3DSの新作の話を聞いてカッとなって書こうとしてやめたSSです(ややこしい
せっかくなので置いておいて、完成したら移動させますー


―――――――――――――――――――――――


コチ、コチ……、と、時計の秒針の音が虚しく響く。
張りつめた空気に、居合わせた者たちは息すらためらう。
だが、その原因である二人は互いに椅子で向かい合ったまま、微動だにしない。
ヒーローとヒーロー。
常人とは一線を画す力を持った少女と少年――有里公子と月森孝介は、今後の方針について話し合っていたはずだった。
だが、有里は猪突猛進、月森は慎重派。意見は見事に分かれてしまい――結果、この空気である。
「……なあ、とにかく仲良くやろうぜ……」
ぽつりと言ったのは陽介だったか、順平だったか。
とにもかくにも、有里に睨まれ息をのむ。
そんな有里をとりなしたのは、彼女の親友の岳羽ゆかりだ。
「公子、ほら。先輩いなくて機嫌悪いのはわかるけど……」
「別に慶介がいないからといって、機嫌が悪いということはない」
「あたし、平賀先輩とは言ってないけど〜?」
有里は、露骨に「しまった」という顔をした。
どうにも、平賀が絡むと本領が発揮出来ないようである。
「あなたは、恋人がいるのか?」
ずい、と、唐突に月森が身を乗り出した。
慎重派のくせに、思考がとびまくる彼である。
また、月森は他人との距離感をとる事においては不器用であり、今もまた、有里と肌が触れそうな程の距離で問うてくる。
常人であれば驚く行動だったが、有里は表情ひとつ変えぬまま、渾身のヘッドバッドを繰り出した。
――ゴン!
人間同士の接触とは思えぬ音がすると同時、月森はそのままもんどりうった。

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